愛おしいと感じる時、
仕事だった週末、
ハナ子が次の週のシフトを聞いてきた。
W1-5までのシフトが割り当てられていて、早出遅出だけどなかなか覚えられない。
学校の休みや行事なんかがあるから夏休みまでのシフトをカレンダーに書き込んでいる。
どうだったかなぁ、、、カレンダー見ないと分からんなぁ、、と言った私に、
「お母さん、月曜日は朝の日やで」とハナ子が言った。
そうかぁ、、、でも今回は有給取ってるからやすみやで。というと、
「ほな一杯遊べるなぁ」とうれしそうな顔を見せながら朝ごはんを食べた。
行って来ますを行って車に乗ると、ハナ子が表に面してる部屋のカーテンから顔をのぞかせていた。
だいぶ朝も明るくなってきたから気が付けたけれど、もしかしたらこうして時々顔をのぞかせて母親の仕事を見送っているのかと思うと胸がキュンとした。
そして、どんな気持ちでカレンダーを見ているんだろうと考えると愛おしくてたまらなくなった。
ごめんね、もっとハナ子との時間を大切にするね。
今日月曜日、行ってらっしゃいと見送った。